GNUnet が提供するアプリケーション

GNU ネームシステム

GNU ネームシステム(GNS)は、ドメインネームシステム(DNS)が完全に分散されたもので、その代替です。GNU は階層構造に代わり有向グラフを使用します。命名規則は DNS に類似していますが、クエリと応答は、回答をするピアに関してもプライベートです。レコードの完全性とルックアップのプライバシーはセキュアに暗号化されます。

GNS

自己主権型、脱中央型の IdP

re:claimID re:claimID は分散型のアイデンティティ プロバイダ(IdP)サービスであり、GNU ネームシステムの上位に組み込まれています。これによりユーザーは、標準化されたプロトコルを使い、ウェブサイトから個人情報を安全に共有することができます(OpenID Connect)。

re:claimID

ファイル共有(アルファ)

GNUnet のファイル共有は、検閲耐性と匿名性を備えたファイル共有を目指すアプリケーションです。発行者は、パフォーマンスと匿名性の度合いを自在に選択することができます。


カンバセーション(プレアルファ)

GNUnet カンバセーションは、ルーティングとトランスポートに GNUnet を採用することにより、完全分散型の安全な音声通話を提供するアプリケーションです。

GNUnet を利用するアプリケーション

GNU Taler(アルファ)

GNU Taler は、プライバシーを保護する新しい電子決済システムです。決済はセキュアに暗号化され、数ミリ秒で完了、トランザクションも大変低コストです。

Taler

secushare

secushare は、GNUnet 上に分散型ソーシャルネットワーキング アプリケーションを作成しています。オーバーレイ マルチキャスト、拡張可能な PSYC プロトコル、通知機能がエンドツーエンドで暗号化され、承認済みの受信者にのみ配信されます。

secushare

Messenger-GTK

Messenger-GTK is a convergent GTK messaging application using the GNUnet Messenger service. The goal is to provide private and secure communication between any group of devices.

messenger-gtk

messenger-cli

groupchat は、主に CADET サブシステムを使用してメッセージ機能を提供するターミナル ユーザーインターフェースです。開発言語は Nim で、将来的には Cadet-GTK と groupchat と互換性を持つ予定です。

messenger-cli